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夢を見た。 絶壁の上に緑がどこまでも広がっているようなところに、わたしは立っていました。 映画のラストシーンにいかにも広陵とした風景が引きで映ることがあるけど、そんな場所でした。 わたしは突然、男の人に後ろからひょいっという感じで抱き抱えられて、 そのまま宙に浮きました。 ふわっと浮いたわたしは、そのまま空を飛んでいました。 旋回している鳶のように気流任せですが、 風を切るようなスピードは感じませんでした。 パラグライダーに乗ったら、もしかしたらこんな感じかなあと思ったけど、 わたしは高所恐怖症で、本来は夢でも高いところは苦手なのに、 全然恐くありませんでした。 ふわあっと飛んだままのわたしは、ゆっくり大きな弧を描いて、 徐々に大きな公園の広場に近づいて行きました。 とてもたくさんの人がいる公園だったけど、 このときも誰にぶつかることなく、 少しの怖さも感じないで、わたしは着陸しました。 飛んでいる間も、地面に近づいていくときも、 後ろにずっといてわたしを抱きかかえている男の人は何も言いませんでした。 ただわたしは、何の不安も感じないまま空を飛んで公園へきたのです。 その男の人の感じは、とても心地がよかったのです。 二人は広場の柔らかい草の上に寝っ転がると、 何も話さないでただ空を眺めていました。 隣に寝ころんでいる男の人の存在がとても重要なものに感じました。 こんなに安らかになれる人はきっと世界中を探してもいないだろうと思いました。 ああ、わたしはこの人と結婚をするんだ。 そう思うととても幸せな気持ちになりました。 ただそれだけの夢でした。 でもわたしは結婚しているんだったなあと気がついて、 とても恐くなったのでした。 あとあとで考えたら、その男の人はある男優さんに似ていました。 ぜーんぜん、気にも留めたことがなかったのに、これからは気にしそうだな。
by rorie_blog
| 2008-05-12 21:41
| 夢
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